訪問介護事業所を対象に、『認知症ケア研修』を実施しました。
内容としては、
①認知症症状の理解と対処方法の再確認
②認知症利用者様へのケアを行うにあたっての意識統一
を主なものとして、行っています。
サービス提供が慣習化し、認知症ケアに対する意識が薄れないようにする為にも
意義のある研修会となりました。
当たり前の事ではありますが、認知症を患う利用者様はご自分が認知症の症状を
持っているという自覚も無いことが多く、周辺症状があった時、その場その場
での根本的な解決を図ろうとしたり、結論を出すことはあまり意味を成しません。
大切なのは事業所として、対象となる利用者様へのケア体制を確立し、いかに
長期的・包括的にケアしていくかという事です。
現場でケアをするスタッフが、利用者様にとって少しでもご理解頂ける事や、
協力的・意欲的な事を見い出し、情報として事業所内で共有する。
そして、共有した情報を元に事業所内でケア方法を検討し、現場のスタッフが
実行する。これは当たり前のようで当たり前になっていない事だと思います。
今後、高齢化が進むにつれて、認知症患者数も増えて行きます。ですので、
こういった体制や意識をしっかり持つということは、これから更に必要と
なっていくことでしょう。
トラスト介護グループの訪問介護では認知症を患う利用者様に対し、
これからも事業所全体でサポートし、尊厳を持ってケアをさせて頂きます。