今週に入り、ますます寒気が強まってきました。
皆様、寒くなってくると毎年増える『ヒートショック』と呼ばれる状態をご存知でしょうか?
『ヒートショック』とは急激な温度差が、脈拍や血圧に大きな影響を及ぼし脳出血・脳梗塞や心筋梗塞などの
深刻な疾患をもたらす可能性のある、非常に危険な状態です。
冬場では暖かい部屋から衣類を脱ぎ、冷え切った浴室に入った時などに起こりやすく、
特にご高齢者様に起こりやすいと言われています。
日ごろから血圧の高い方や、糖尿病、動脈硬化などの症状がある方はもちろんのことですが、
そういった自覚症状のない方や健康的に見られる方にも『ヒートショック』は起こる可能性があります。
自分は大丈夫と思わず、十分注意してください。
『ヒートショック』を防ぐため、これからの時期はお風呂・トイレなどに暖房器具を置ける、
またはおいてある場合はそれを活用する、ない場合は暖房器具を設置するなどの対応を、
是非とっていただきたいです。
冬場の便座はとても冷たいので温式便座を活用したり、なくとも便座カバーは付けてください。
風呂場に暖房器具がない場合、衣類を脱ぐ前にあらかじめシャワーなどを利用して、
浴室を暖めておくということも非常に有効です。
お手間かもしれませんが、少しの対策で『ヒートショック』は予防できる可能性が高いですので、
是非対策をしましょう!