介護保険サービスが始まって以来、サービスを受ける時にはケアマネージャーが作成するケアプランに沿って介護保険の利用をしてきました。
このケアプランに対しては無料(全額保険負担)となっていましたが、2018年の法改正で他の介護サービスと同じように、有料(原則1割の自己負担)をさせてはどうかという議論が高まっているそうです。
ケアマネージャーは、利用者がサービスを受けられるよう各サービス事業者や介護保険の窓口との連絡・調整をする、いわば仲介役です。ケアプランは受けるサービスの設計図(見積書)のようなものです。
ここに自己負担が発生するということは、ケアマネージャーに依頼をせずサービスを受けようとする方が増えることになり、適正なサービスが受けられなくなるといった事態が発生しますが、逆に「セルフケアプラン」ということで受けたいサービス、使いたい事業所を自身の考えだけで設定できるようになり、利用者ニーズに応えやすいという意見もあるようです。
しかしその場合は、介護保険上に必要な書類などのやりとりを利用者自身がしなければなる問題があります。そこをどう解決するのか、そもそもセルフケアプランが認められるかが今後の議論になっていきそうですね。